2012年2月 1日 (水)

「恋しぐれ」 葉室麟 文藝春秋

Photo★★★★

葉室作品6冊目

与謝蕪村と取り巻く人々の歴史と哀切と。個々のヒトの過去が哀しさや暖かさ・優しさを感じながらオムニバス形式で展開してホッとしたり、ハッとしたり。何か宮部みゆき作品を読んでいるような錯覚もしたが、ヒトを包み込む優しさに救いを感じる暖かさを。

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2012年1月29日 (日)

「VINLAND SAGA 11」 幸村誠 講談社

Vinland11巻目

クヌート王の野望がトルフィンの現状に交差する予感と、物語が大きく動き出す予兆と・・・デンマーク奴隷編が漸く動き出すんだろうか・・・

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「瞬きのソーニャ 1」 弓月光 集英社

Photo新シリーズ1巻目。

旧ソ連の人体実験スーパーソルジャー少女の逃亡譚のようだが、何がやりたいのかがまだ判らない・・・

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2012年1月22日 (日)

「諸星大二郎 異界と俗世の狭間から」 河出書房新社

Photo_2★★★★

大好きな諸星大二郎の作品論・作品紹介/解説としては面白いが、あの不思議な感覚をあるがままに感じるには理性は要らないのかもしれない。また、作者の実像に迫るのも興ざめとなってしまうのかもしれない。おどろおどろしさ、少し世界がずれたような感覚、妙な存在感と色気、大胆かつぶっ飛んだ解釈等々諸星作品は色々な面から愉しめる。

マッドメンでも再読してみようかな。

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「牡蠣礼賛」 畠山重篤 文藝春秋

Photo★★★★

牡蠣は大好き。牡蠣の養殖等について、名人の手になる概説書としては面白い。フランスやアメリカとの繋がり等々内容は盛りだくさんで面白いのだが、文章や構成にやや難がありそう。

4年程前に書評で見て面白そうだったのでさっそく注文したが、積ん読にしていたものを、最近NHK・プロフェッショナルで著者の震災後の復活模様の放映があり、引っ張り出してきたもの。読んでいる内に牡蠣が無性に食いたくなり、オイスターバーに行ってしまった。登場するヨーロッパヒラガキやオリンピアは食えなかったが、探して挑戦してみたい。

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2012年1月21日 (土)

「動的平衡2」 福岡伸一 木楽舎

Photo_3★★★★

「動的平衡」の続刊。視点・論点は分子生物学なのだが、視野や基調の広さから文明批評と方向性の提言になっているようで面白い。生命とは柔軟性か。柔軟性が個としての限界を超えて世代として続いていく、個も柔軟性を保つために合成と破戒の自転車操業を続ける・・・副題の「生命は自由になれるのか」が象徴的かな。時代が変わろうとしていくときに原点は生命かもしれない。

鶏か卵か、が生物学的には鶏に限れば卵が先と切って捨てられ、それよりもDNAが先かタンパク質が先か・・・

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「光の回廊」 清原なつの 小学館

Photo_2「雨降り姫」の巻末で文庫版が出ていたのに気付いて。

軽妙さの中の切なさ、が非常に良い。舞台は王権と藤原家が血腥い権力争いをしていた天平。阿修羅像も出てくる。微妙な感性と恋心が洒脱に。コミック文庫は目には良くないが・・・

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「週間世界の博物館 24 ダマスカス国立博物館」 朝日新聞出版

Photo21冊目

メソポタミア文明からヘレニズム、イスラムまで文明の十字路であるダマスカスの雰囲気や砂漠というのを一度味わってみたいし、パルミラにも行ってみたいが、当分無理だろうな・・・

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2012年1月16日 (月)

「大聖堂 中」 Ken Follett ソフトバンク

Photo★★★★

何分にも分厚いので上巻から間が開いてしまったが、フィリップ修道院長の下キングズブリッジでトムの悲願の大聖堂建設が始まったが、物語の導入部分の伏線が全て噴出してきて、街は焼かれ、トムは殺され、アリエナはアルフレッドに嫁ぎ、ジャックは出奔・・・話がうまく廻らない方向へ進み中巻が終わってしまった。スティーブン王とマチルダの確執は実話のようで、ウィリアム征服王の2代くらい後が背景。粗野だったイングランドの田舎で二転三転する話はドキドキさせられて面白い。ただ、長い・・・出奔したジャックがトムの大聖堂建設の夢をどのように果たしていくのかが下巻なのかな? 

西欧にまだまだ国境意識がなかったのも垣間見えて面白い。水浴が男は1回/年だと結構臭いそう・・・

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2012年1月15日 (日)

「週間世界の博物館 23 ウイーン美術史美術館」 朝日新聞出版

Photo_21冊飛ばして20冊目

20年以上前にウイーンに行って前を通った記憶はあるのだが、入らず・・・。フェルメールやベラスケス等の有名な絵もあるので、何時か訪れてみたい。

「汝オーストリアよ、結婚せよ」。権力を誇示する逸物が多いが、その審美眼、かけた情熱とカネも凄い。

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「雨降り姫と砂漠王子」 清原なつの 小学館

Photoお伽ファンタジーシリーズ2冊目

独特の線・キャラクターと、柔らかく鋭く微苦笑を誘うストーリーと、若干の毒と・・・タッチも雰囲気も素晴らしさは変わらず。少しエッチなのも。

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2012年1月12日 (木)

「電波の城 14」 細野不二彦 小学館

Photo_214巻目

新番組の作為と、過去への遡りと・・・ダブルフェースと同じような方向に・・・メディアものは民放を見る気を殆ど無くしているので・・・どのように始末を付けるのだろうか?

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「図説 ビザンツ帝国」 根津由喜夫 河出書房新社

Photo ★★★★

「十字軍物語」を読んでいてビザンツ帝国のさわりでも知りたくなって。

著者が言われているように、入門的な通史を期待していると少し失望するかもしれないが、ビザンツの、正教の教会や絵画を中心とした美術を、時点時点のポイントとなる都市において辿る旅は、とかく判りにくいキリスト教のローマ帝国・小アジアのキリスト教国の姿を霧の中に幻影として映し出すのに成功しているよう。味のある教会建築、中世的なモザイク、イコン・・・トルコ近辺に2週間くらい行って浸りたい。他の簡単な通史を探して読んでみよう。不思議な帝国なので。

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2012年1月 9日 (月)

「風の王国 官兵衛異聞」 葉室麟 講談社

Photo★★★

葉室作品5冊目

黒田如水や細川ガラシャ等キリシタンを中心とした朝鮮出兵~関ヶ原前後の日本でのキリシタン信仰を守るための策謀譚で、如水の戦略やキリシタンの生き残り策にイエズズ会・フランシスコ会の絡みが出てきて構想としては非常に面白いと思うが、重複・行きつ戻りつがあって構成にやや難があるような感じ。如水の人物造形や織田秀信の担ぎ上げ等作者の着想は歴史の解釈として興味深いのだが・・・

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2012年1月 8日 (日)

「頭文字D 44」 しげの秀一 講談社

D44巻目

箱根ヒルクライムのRX-7対NSX対決がまだまだ続く。次巻でクライムは決着だろうな・・・どこか走りに行きたくなってきたが、鈍ってきているので・・・

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